ウォーク更家の散歩

街道歩き、首都圏散歩、高層ビルからの展望が趣味の峰さんです

熊野古道を歩く (高野山と南海電鉄「天空」) 2014.5.25


(写真は、高野山の根本大塔)
以前から歩いてみたいと思っていた熊野古道を、
さわりの部分だけをツアーに参加して歩きました。
本日はその続きです。
宿坊を早朝に出発し、高野山の周辺を歩きます。
高野山は、標高900メートルの山の上に、約1200
年前に弘法大師によって開かれた真言密教の修行
道場で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界
遺産に登録され、寺院は117ヶ所もあります。
その中でも、奥の院は、弘法大師空海)の御廟
を中心とした高野山最大の霊域で、最高のパワー
スポットとして多くの人が訪れています。






一の橋から続く奥之院参道には、樹齢1,000年
以上の杉並木と石灯籠が並びます。

凛とした厳かな空気に変わり、身が引き締まる
感じです。



高野山は、宗派や身分に関係なく、誰でも埋葬
出来るのだそうです。

豊臣家一族、武田信玄上杉謙信伊達政宗など
の誰もが知っている戦国大名や歴史上の人物の墓
や供養塔、芭蕉の句碑などが広大な敷地の中に続きます。

織田信長は、比叡山高野山を攻め、僧侶を迫害
したので、高野山には信長の墓は無いと言われて
いましたが、
何と!
昭和45年に発見されたそうです!


分かりにくい場所に、ひっそりとありました。


下の写真は、徳川家康の次男の結城秀康の石廟
(せきびょう)です。

お墓の前に鳥居があるので驚きます!
杉並木を少し進むと、お墓には珍しいモニュ
メントが両側にたくさん見えてきます。

コーヒーカップのUCC上島珈琲、福助人形の
福助足袋、ロケットの形の明和産業、花菱
アチャコ、日産等々・・・



有名企業の慰霊碑や供養塔です。
また、無縁仏も、何と20万基以上あるというから驚きです!




四国八十八か所を廻った後で高野山にお参りする
というお遍路の人達とすれ違います。
下の写真は、玉川にかかる御廟橋(みみょうの
はし)で、ここからは、撮影禁止、脱帽です。

大師が自ら入滅する場所と決めていたという御廟
に到着しました。
奥に見える燈籠堂(とうろうどう)は、2万以上
の献燈が灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。

(パンフレットの燈籠堂の内部写真)
燈籠堂の裏手地下には、最大のパワースポット、
弘法大師の霊を祀る大師御廟(だいしごびょう)
があります。
弘法大師はここで即身仏となられました。
数珠に触り、”南無大師遍照金剛”と3度唱え、
具合の悪いところを触れて祈願します。

奥之院を出てから、総本山・金剛峯寺(こんごう
ぶじ)へ向かいます。



金剛峯寺は、全国の高野山真言宗の3,600寺の
総本山です。
豊臣秀吉が母親の供養のために建てたお寺で、
内部には、豊臣秀次が自刃した柳の間などが
あります。
屋根の上には、写真の様に防火水槽があります!


次に、金剛峯寺の近くの壇上伽藍(だんじょう
がらん)へ向かいます。

壇上伽藍は、空海真言密教の根本道場として
建設しました。
真言密教の教義を表わす伽藍の配置をしており、
正面が中門、そして金堂(200円)、その後方に
根本大塔(こんぽんだいとう)(200円)という
位置関係です。

(金堂)

中門は、来年の高野山開創1,200年に合わせて、
下の写真の様に再建中です。


次の写真の根本大塔が諸堂の中心であり、真言
密教の根本理念を表わすとされています。

下の写真は、空海が唐から帰国の際に投げた
三鈷杵が懸かっていたと言われている「三鈷
の松(さんこのまつ)」です。

来年は、「高野山開創1200年」ということで、
どのお寺もその準備で慌しい雰囲気でした。
壇上伽藍を出て、ケーブルカー乗り場へ向かい
ます。

ケーブルカーの高野山駅から、330メートルの
標高差がある日本有数の急勾配を、約5分で
一気に下ります。

ケーブルカーの終着点「極楽橋」は、南海電鉄
「天空」への乗り換え駅です。

鉄道ファンの私は、「天空」への乗車を楽しみにしていました。

ケーブルカーを降り連絡橋を渡って天空に乗り込みます。


駅名の由来になった朱塗りの極楽橋は、天空が
駅を出た直後に車窓から見えます。

列車は、急カーブが連続し、険しい崖っぷちを
進みます。



写真の様に、谷側の眺望を楽しめるよう座席が
谷側に向かって設けられ、窓が広いパノラマ
タイプになっています。
また、下の写真の展望デッキもあり、上部が
空いていて、風を感じながら山の空気を満喫
できます。


車内で、高野山名物の「柿の葉鮨」を食べます!

一口大のご飯の上に、しいたけの含め煮や、
〆さば、シャケ等がのっていて、食べ易いです。

葉を開く度に、何がのっているかワクワクします。
やがて列車は平地を走る様になり、紀ノ川を渡る
と、約40分で終点の橋本駅に到着しました。
高野山は、京阪神からは、南海電鉄に乗れば
日帰り圏なんですねえ。

橋本駅から、ツアーバスで、吉野を経由して、
名古屋から新幹線で横浜へ戻りました。

名古屋へ向かう途中、南朝の拠点だった世界遺産
吉野山では、修験道の総本山・金峯山寺(きん
ぷせんじ)で下車して、特別開帳中の金剛蔵王
権現像を拝観しました。
下の写真の国宝・蔵王堂は、1,300年前の創建で、
奈良時代の山岳修行者で修験道の開祖である
役行者(えんのぎょうしゃ)が開いたお寺です。

参道の両側の土産物屋では、吉野葛や吉野和紙
なども売っています。



上の写真は、お土産に買った高野山のごま豆腐
です。

そもそも、ごま豆腐は灰色と思っていたのですが、
白色です。

きめが細かく、ねっとりと柔らで、ごまの香りが
口中にふわっ~と広がります。
これまでに味わったことの無い上質の味です。
無添加、無着色の健康食品です。